2011年(平成23年)3月11日に起きた東日本大震災の記憶は、今でも誰しもの心に刻まれていることでしょう。

太平洋の三陸沖を震源として地震が発生し、福島第一原子力発電所のメルトダウンなど甚大な被害を残しました。

また、東北地方の街々を大津波が飲み込み、多くの死傷者が発生し、そこで暮らしていた人々は突然の避難所生活を余儀なくされました。

この災害は、今でも多くの方に悲しみや苦しみを与えています。大切な家族や友人を突然と奪い取られ、慣れ親しんだ町を離れざるを得なくなり、今までの生活や仕事を失い、これまで培ってきた価値観が覆され、将来の心配や過去の後悔が渦を巻くように人々を苦しめています。

それと同時に、これからの将来を見据えて復興に取り組んでいる多くの方がいます。絶望と希望が交差しながら、もがき苦しみながらも、前に一歩一歩進み始めています。

東日本大震災が起きたときの状況はどうだっただろう?
東日本大震災を経験して生活はどう変化しただろう?
東日本大震災で被った甚大な被害にどう向き合っているだろう?

これは東日本大震災を直に経験したことのない方々も知っておくべきことでしょうし、東日本大震災の記憶がない子ども達にも伝えていくべきことなのでしょう。

そして、東日本大震災の記憶を後世に伝える手段として東日本大震災を題材に描いた絵本があり、今回はそれらの絵本をご紹介させていただきます。