こんにちは!ピクトブック編集部です。
冬が訪れ、寒さも一段と厳しさを増すと朝起きるのもつらくなってきますよね。でも、寒さに耐えるのだけがこの季節かと言えば、クリスマスといった心躍るような楽しみがあるのもこの季節ならでは。
秋も終わりを告げた12月になると煌びやかなイルミネーションや時折流れるクリスマスソングが私たちの高揚感を掻き立ててくれることでしょう。
ところが、誰にとっても楽しい季節かと言えば、そうとも言い切れないのも事実……。日本での子どもの貧困の割合は7人に1人と言われており、クリスマスの思い出が全くない子ども達もいると言われています(ルドルフ基金より)。
みんなの楽しそうな姿が印象的なクリスマスですが、厳しい環境にいる子ども達(経済的理由、病気・入院、親子が死別、災害被害で大変な家庭など)にとっては、その楽しそうな姿を見るのがつらい季節になっているのかもしれません。
一般的には楽しいこのクリスマスの季節。その楽しさを少しずつでも持ち寄って、みんなが少しでもハッピーになれるような季節にしたいですね。
そこで今回は、クリスマスの新しい社会貢献活動「Book Santa(ブックサンタ)」という取り組みについてご紹介させていただきます。
目次
「Book Santa(ブックサンタ)」の活動とは?
「Book Santa」を主催するNPO法人チャリティーサンタは、2008年から「世界中の子ども達を笑顔に」をコンセプトに活動を開始し、延べ2万人(2018年時点)を超える子ども達に笑顔を届けてきました。
これまでもたくさんの子ども達に笑顔を届けてきたチャリティーサンタですが、2017年より全国のパートナー書店やたくさんの支援者とともに、厳しい環境に置かれている全国の子どもたちに「絵本」を届ける活動を新たに開始しました。
この「Book Santa」の取り組みは「絵本を購入いただく”あなた”」の協力によって完成するものです。購入された絵本は、12月24日クリスマスイブの日にNPO法人チャリティーサンタのボランティアサンタクロース達によって直接各ご家庭に届けられます。
ぜひ「あなたが届けたい絵本」を選んで、Book Santaに参加してみてはいかがでしょう。
「Book Santa」の4つの参加方法
1.全国の書店で寄付
全国のパートナー書店で絵本を購入して寄付する方法です。
出典:チャリティーサンタとは?
2.オンライン書店で寄付
オンライン書店 Honya Club.comで購入して寄付する方法です。
3.クラウドファンディングで寄付
CAMPFIREのプロジェクトページから寄付する方法です。
厳しい環境の子どもたちへ「クリスマスに絵本を届けるプロジェクト」にパートナー募集/CAMPFIRE
4.アンバサダー(応援大使)になる
BookSantaプロジェクトをより拡大し継続させるために、一緒に応援活動をするBookSantaアンバサダー(応援大使)に応募する方法です(限定イベントへのご招待や専用アイテムなど、特典つき)。
「Book Santa」を通して絵本が届いたご家庭の声
「イブの昼間に、娘がとても欲しがっていたノンタンの絵本。しかし、ダメよと言って、ベソをかく娘を引っ張り、その場を後にしました。その数時間後に現れた、チャリティーサンタさん。なんと、プレゼントしてくれたのは、ノンタンの絵本でした。これには私の方がびっくりしてしまい、本当にサンタさんっているのかも…なんて思ってしまいました。年齢に合った素敵なプレゼント、ありがとうございました!!」
「息子は大変驚いていました。日頃息子がママを助けていることや、ひらがなやすうじを頑張っていることをサンタさんが知っていて、サンタさんが帰ったら「ママ、サンタさんいつも僕のこと見ててくれたんだね。」って言ってました。とっても喜んでいました。翌日保育園では、先生やお友達やお友達のママにサンタさんがきたことを自慢して、サンタさんと撮った写真もみんなに見せていました。一生想い出に残る最高のクリスマスイブになりました。」
出典:Book Santa(2017)
「Book Santa」に応募したご家庭の声
「今年初めから父親(DVが原因で)と別居をしたために寂しい思いや不自由をさせてしまったので、少しでも今年最後の楽しい思い出になればと思い応募しました。(Nさん 2人の子どもの母親)」
「我が家では毎年、家族4人(パパ、ママ、子供達)でクリスマスパーティーをするのが恒例でした。しかし昨年、交通事故で主人を亡くし、まだ幼い子供達にクリスマスを体験してあげられる機会を無くしてしまいました。昨年はパーティーもせずに、寂しいクリスマスでした。今年は子どもになにかしてあげたいと応募してみます。(Aさん 2人の子どもの母親)」
「ひとり親で自分が体調が悪く働けてないので、普段贅沢な事はしてあげられませんがせめて誕生日とクリスマスは子供にとって特別な日で、大きくなって嬉しかったと思える日を1日でも多く作ってあげたいのと、最近は喧嘩ばかりして笑顔が減ってきているので、喜ぶ顔が見たいです。(Tさん 1人の子どもの母親)」
「チャリティーサンタさんに初めて来ていただいた時から、私はガン治療をしており、現在に至ります。今年著しく悪化してしまったのですが、改善方法がなく、現在は大学病院で自由診療を受けています。治療費が全て自己負担なうえ、パート勤務を欠勤する日も増え、経済的に余裕がなくなってきました。入退院を繰り返した為、娘にはとても寂しい思いや我慢をさせてきました。初期のガンではないので、いつ何があるかと考える私にとって、クリスマスは家族で過ごす特別な日です。今年のクリスマスも、家族で思い出を残したいです。どうかお願いします。(Tさん 1人の子どもの母親)」
出典:Book Santa(2018)
NPO法人チャリティーサンタとは?
日本発祥のサンタクロース団体
「世界中の子ども達を笑顔に」というコンセプトの元、2008年から活動を始めたチャリティーサンタ。6歳の頃にサンタさんが自分に会いに来てくれた思い出を忘れられず「今度は自分が届ける番だ」と思った男性(現代表理事)と、世界一周旅行中に出会った途上国の子どものために「日本で彼らのために何かをしたい」と心に決めた女性。そんな2人が偶然出会い、お互いの想いを共有する中で、チャリティーサンタのアイデアが誕生しました。※チャリティーサンタは、特定の国や海外の団体、特定の宗教とは一切関係はありません。
出典:チャリティーサンタとは?
サンタ活動の仕組み
クリスマスイブの夜にサンタクロースに扮したボランティアが、小さなお子様がいる家庭にプレゼントを届ける「サンタ活動」。サンタ活動の際に家庭からお預かりしたチャリ ティー金(寄付)で、世界中の困難な状況にある子ども達の支援を行う「チャリティー活動」。つまりサンタクロースを通じて、日本と世界の子ども両方にプレゼントが届く仕組み。設立当初から今に至るまで、この2軸は継続して実施しています。2014年の NPO 法人化後は、社会調査や企業との協働、寄付つき商品開発など新しい軸での取組も始まり、現在は多岐に渡っています。サンタ活動は、25都道府県34支部に広がり、延べ1万人以上の大人がサンタになり、2万人を超える子どもに届けてきました。(2018年時点)チャリティー活動は、途上国への教育支援をメインに行ってきましたが、東日本大震災以降、国内の子ども支援にも注力を開始。現在は、国内の子どもの貧困による様々な困難を抱える家庭・子どもにも支援を行っています。 ※途上国支援は、別プロジェクトで継続しています。
出典:チャリティーサンタとは?