この絵本の内容紹介
今日は『イカイカレース』の開催日。イカ王国の王様の座を賭けて熱い戦いが繰り広げられます。
「いっちゃん、はやくぅ。」
「まってぇ、かっちゃん。」
こどもアオリイカ・チームの“いっちゃん“と“かっちゃん“は急いで会場に向かいます。
「いっちゃん、ぼくたち ぜったい おうさまに なろうね!」
そう意気込むかっちゃんとは対照的にいっちゃんは……
「えぇ〜? なれるかなぁ〜。」
少し弱気ないっちゃんですが、イカイカレースはいよいよ始まります。
イカイカレース、スタート!
「3、2、1、ゴー!!」
合図と同時に大勢のイカ達がゴールを目指してスタートしました。
「さぁ、とばすよ いっちゃん」
かっちゃんの意気込みに引っ張られるように、いっちゃんも一生懸命に泳ぎます。
その結果、こどもアオリイカ・チームは出だし好調。先頭に躍り出ることが出来ました。
ところが……砂の中から何かが……
行く手を阻むライバル達!?
突然、こどもアオリイカ・チームの目前に現れたのはヒカリダンゴイカ・チーム。
砂の中から姿を現すと、イカスミフラッシュを吹きかけます。
「あぁっ、いっちゃんが やられた。」
ヒカリダンゴイカの“発光するイカ墨“は効果抜群。いっちゃんは見事に目が眩んでしまいました。
それでもゴールを目指さなければなりません。かっちゃんはいっちゃんを引っ張って、精一杯に先を急ぎます。
ところが、さらなる難所が待ち受けていました。今度はトンネルコースです。曲がりくねったカーブが続きます。
「ひゃあっ!!」
こどもアオリイカ・チームは曲がりくねったカーブに対応できず、壁に激突してしまい……さらには壁を突き破ってしまうのですが……
不幸中の幸い、これはトンネルコースではなく、ソデイカ・チームの『たまごトラップ』だったのです。
「だまされた! いそいで コースに もどらなくちゃ。」
こどもアオリイカ・チームは優勝を目指して一生懸命に泳ぎますが、ライバル達のトラップで遅れを取ってしまいました。
序盤から中盤で既にハードなレース展開ですが、さらなる困難が待ち受けています。終盤には無敵のチャンピオンであるダイオウイカまで現れて……
ピクトブック編集部の絵本談議
手に汗握るレース展開だね!
物語にハラハラドキドキしつつも、イカの不思議な生態もさりげなく描かれているね。
次から次に困難が待ち受けているけど、中盤ではワクワクの展開もあるよ♪
終盤の展開も気になるー!
ダイオウイカとの競争はどうなるんだろうね。
それは読んでからのお楽しみ!
というわけで、今回は「イカイカレース」のご紹介でした!