この絵本の内容紹介
フランスの詩人ポール・エリュアールの詩「自由」は、第二次世界大戦中に生まれた一編の詩で、二番目の妻ヌーシュに捧げた愛の歌であった。
詩の中の「きみ」はヌーシュのことだが、この詩を2人だけの男女の愛の詩に終わらせず、全人類的な愛に昇華させたところに多くの人々が共感したのだろう。
巻末には、訳者のこやま峰子さんによるあとがきと、エリュアールの年譜がついており、大人にも見応えのある絵本です。

ぼくの 大切な ノートに
机に 木々に 砂に
そして 雪のうえにも
ぼくは きみの名を書く
J’écris ton nom