この絵本の内容紹介あらすじ

ある日、だるまちゃんのところへハガキが届きます。ハガキの差出人はりんごちゃん。内容はというと、お祭りに遊びに来てくださいというお誘いでした。

だるまちゃんはリュックを背負ってお祭りに出かけることにします。まず、汽車に乗って、そして路面電車に乗って、それからバスに乗って、りんご村を目指します。

ところが、りんご村に向かうバスは山道の途中で止まってしまい、バスの運転手さんは2時間後に来るバスに乗り換えるようにと案内します。

すると、だるまちゃんの後ろの席に座っていたおばあさんは歩いて向かうと言い、だるまちゃんも一緒に歩こうと誘います。

おばあさんとだるまちゃんは二人で歩き始め、一つ、二つ、三つと山を越えていきます。
だるまちゃんはへとへとに疲れてしまいますが、おばあさんは慣れた様子で元気です。

最後の大きな山を越えようというとき、だるまちゃんは疲れ果ててしまいますが、おばあさんが秘密の近道を教えてくれるのでした。
近道というのは真っ暗なトンネルのことで臆病なだるまちゃんはびくびくした様子です。おばあさんに手を引かれながら、なんとかトンネルを抜けるとりんご村にもうすぐ到着です。

分かれ道でおばあさんとお別れしたところでちょうどりんごちゃんが迎えに来ます。りんごちゃんに案内されながらようやくりんご村に到着です。

りんご村にはたくさんのりんごの木があって、たくさんのりんごが実っています。
りんご村のりんごは種類がたくさんあって、色がそれぞれ違うものから模様までもが違います。
ぶどうのように実ったりんごやパイナップルのようなりんご、しまいには虹色のりんごもあって、どのりんごもせっかくのお祭りだからとお化粧しているとりんごちゃんは言うのです。

絵本「だるまちゃん・りんごちゃん」の一コマ

他にもだるまちゃんシリーズに登場する「てんぐちゃん」や「かみなりちゃん」の顔の形をしたりんごも登場し、お祭りは楽しい人形芝居や華やかな踊りと賑やかな様子が描かれています。

苦労したあとに楽しいことが待っているといった物語がとても素敵な絵本です。