この絵本の内容紹介
1968年に発表された、M.B.ゴフスタインの初期の傑作「ACROSS THE SEA」。私たちトンカチは、この夢見る傑作のタイトルを「海のむこうで」とし、石田ゆり子さん初の翻訳でみなさまにお届けいたします。
この本のオリジナル版「ACROSS THE SEA」は、傑作とされながらも日本では未刊行となっていた幻の作品。日本でも有名な2つの本「Brookie and Her Lamb」と「Goldie the Dollmaker」の間に出版された、ゴフスタインにとって4つめの絵本です。その物語は独立した5つの物語で構成されており、海のむこうでおじいさんと私が時空を超えて出会うお話からはじまり、ひと気のない風車に現れた食いしん坊な鳥のお話で幕を閉じる。それぞれが繋がっているようで、はっきり繋がっているわけではないこの物語は、海と、空と、記憶でつながり、静かな日常の中で手を精一杯伸ばした数センチ先にある、もう少しで届きそうな希望について描かれています。
おじいさんが私のために作ってくれた「私のお友達」、私とかわいい帽子のリス、お父さんと登った大きな木、ソフィーのピクニック、ソーセージをかぷり、大きなブーケを靴の船に乗せて海のむこうへ、私の風車さん、私の風車さん。
第1話:「海の向こうで」
第2話:「リスのお散歩」
第3話:「ソフィーのピクニック」
第4話:「今日という日に」
第5話:「風車」