この絵本の内容紹介あらすじ

画家・絵本作家 ささめやゆきの原郷ともいうべき幻の絵本を新装版で復刊。

若き画家が暮らしたフランス・ノルマンディ半島の小さな町。海辺の町の静かな時間の流れと、そこで暮らす人々の日常を描く。

もし人にその核となる時間と空間があるとするならばボクはまちがいなくこの町をさすだろう。(あとがきより)

日めくりカレンダーをめくってもめくっても同じような一日しかやってきません。
でも本当は今日は昨日ではないし、明日は今日とちがう一日なのです。

こうして日がしずみ、夜がきて、また朝がくるのでしょう。
光と陰、太陽と月とのくりかえしに誰も気がつかないけれど、すこしずつすこしずつ私たちも社会も変ってゆくのです。

絵本「マルスさんとマダムマルス」の一コマ