この絵本の内容紹介あらすじ

おじいちゃんとの思い出があるから、ぼくは一人でも大丈夫だよ

「ぼくは山のてっぺんに立っている木。名前は『ヨシキ』だよ。
ぼくには大好きな人がいる。
それは、ぼくに名前をつけてくれた木のおじいちゃん。
山のみんなから『ヨッシャーおじいちゃん』と呼ばれて、たよりにされているんだ。」

季節がうつりかわるにつれて、ウサギやキツツキ、リスなどの動物が来て、おじいちゃんにすみかをつくらせてもらったり、おじいちゃんから食べ物をもらったりします。
ある時には、みんなでおじいちゃんのバースデイパーティーを開いて盛大にお祝いしました。

長い年月をいっしょに過ごしてきたヨシキとおじいちゃんですが、おじいちゃんが病気で亡くなりお別れの時がやってきます――

第9回絵本出版賞【大人向け絵本部門】優秀賞を受賞した作品。
さまざまな気持ちや自然の営みを感じられる名作絵本です。
子どもが死について知るきっかけとなり、心の成長に繋がります。

編集者からのコメント

大切な人の死、思い出が糧になること、命の循環、仲間への思いやり……
親子で読みたいテーマがつまった絵本です。
パステルをベースに木版やコラージュ、マーブリングを合わせるなど表現に工夫が凝らされており、絵本好きの大人にもおすすめの上質な一冊。

絵本「木のおじいちゃん」の一コマ
絵本「木のおじいちゃん」の一コマ2
絵本「木のおじいちゃん」の一コマ3
絵本「木のおじいちゃん」の一コマ4