この絵本の内容紹介あらすじ

チリの小さな漁村の朝——

イシドラとフリアンは楽しい計画を立てています。

「はやくうみでおよぎたいな!」とイシドラ。

「かいがらあつめるの てつだってくれる?」とフリアン。

今日は家族みんなで海水浴にお出掛けです。イシドラとフリアンは楽しみで仕方がありません。

海水浴を楽しむはずがアシカを救出することに!?

ザッブーン!

海に到着したイシドラとフリアン。さっそく海に飛び込んで、下へ下へと潜ります。

ところが、予想外の出来事が……。

「たすけてー!」

大きな泣き声が海の底から聞こえてきたのです。

二人はさらに下へ下へと潜ってみると、そこにいたのは一頭のアシカ。網に絡まって身動きが取れず、危険な状態に陥っていました。

楽しい海水浴から一変、二人はアシカを救出することに——。アシカのもとに泳ぎ寄り、絡まった網を解きますが……。

海はゴミだらけ!? その解決方法は?

網に絡まったアシカを救出した二人。これで一件落着かと思いきや……。

「ぼくたちには すてられたあみが みえないんです。だから、からまっちゃうんだ。そして、うごけなくなると、たべることも、いきをすることも できない。しんじゃうんだよ! ぼくたちを たすけてください!」

アシカの必死の懇願に、イシドラとフリアンは「もちろん!」と快諾。こうしてプロジェクトが始動しました。

ところが、海の底はゴミだらけです。解いた網を海から引き上げますが、まだまだ解決には至りません。

二人は解決策を一生懸命に考えました。そして、イシドラがひょんなことからヒントを得ました。

それは、イシドラの手に一匹の蝶が止まったときのこと、綺麗な羽を眺めていると——。

「いもむしが ちょうにかわるように、このあみも なにかあたらしいものに かえられるかも?」

このヒントをきっかけにプロジェクトは具体性を帯びてきます。

さて、イシドラとフリアンはどのような解決策を見出すのでしょうか。


ピクトブック編集部の絵本談議

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お話の続きが気になるね!

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そうだね♪
続きは読んでからのお楽しみだね!

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ちょっとだけ続きを話すと……

二人はアシカを救出したところから環境問題に気づいたよね。そして、蝶の成長からアイデアが浮かんだよね。そして今度は、鳥の助けを借りて具体的な行動に移るんだよね。

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なんだか自然を観察することも大切そうだね。何かを感じたり、何かを学んだり、そこから何か行動したり。

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うんうん。
家族で一緒に考えたり、地域の人と協力することも大切だったりするんだろうね!

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ゴミ拾いも大切なことだけど、そのゴミが新しい何かに生まれ変わりそうな展開も凄いよね♪


パタゴニアが出版する初の絵本

アウトドア衣料品メーカーのパタゴニアは、2018年にミッション・ステートメントを「私たちは、故郷である地球を救うためにビジネスを営む」に変更し、気候変動に焦点を当てた持続可能な事業に取り組んできました。

そして、パタゴニアの展開する『バギーズ・コレクション』は、ネットプラス(プラスチック製漁網をリサイクルした素材)100%で作られています。

パタゴニアが出版する初の絵本『しんぴんよりもずっといい』は、ミッション・ステートメントや実際の取り組みとも親和性の高い物語であり、パタゴニアだからこそ発信できるメッセージが含まれています。

また、この絵本の着想源となったのは、カリフォルニア拠点の企業であるブレオのリサイクルシステム。同社は海で廃棄された漁網を回収し、それらを再利用可能な素材へと転換しており、そうしてリサイクルされた素材がパタゴニア製品に使用されています。

※この絵本は消費者から回収された古紙100%の無塩素漂白パルプによる紙に印刷しております。


The Monster In Our Closet|クローゼットの中の怪物

プラスチックは耐久性と機能性の優れた製品作りに欠かせません。しかし、プラスチックの製造に使用される化石燃料や、廃棄された後に積み重なる汚染など、環境危機を加速させているのも事実です。このフィルムでは、弁護士、気候レポーター、そしてパタゴニアのマテリアルデザイナーの目を通して、衣料品産業と石油・ガス業界を繋ぐ危険な糸を明らかにします。地球が必要とする変化を生み出すために、個人、ビジネス、政策レベルで何ができるのかを考えましょう。

出典:The Monster In Our Closet|クローゼットの中の怪物