この絵本の内容紹介あらすじ

ぼくはよく、船を見にいく。船はじっと、とまってるわけじゃない。ゆっくりと、いきをしながらねむっているんだ……

造船所の船を見に、少年は港を訪れる。船は生きている、そして何度でも生まれかわる。はたらく人々の力強さ、世界の大きさを感じ、想像を広げるひとりの時間――。

未来へと航海する子どもたちに届けたい一冊です。

絵本「船を見にいく」の中面
絵本「船を見にいく」の中面2

推薦の言葉

船をつくり続ける港には、どっしりとして潮気のある空気が漂う。そして、その作業をずっと見てきた港町の人々には、透明な何かが見えるようだ。彼らにとって、船は決して鉄のかたまりなどではない。じゃ、何なの?と聞かれたら、この絵本を読んでみて、と僕は静かにおすすめする。――幅 允孝(BACH ブックディレクター)