この絵本の内容紹介
引きこもりの小学生ひいたんと、ようかいぴょんさんの、なぜか心がほっこりと癒される不思議な物語。
小学生のひいたんは、とにかく外に行くのが大きらい。家の中で絵を描くのが大好きな女の子です。
ある日、いつものようにひとりでお絵かきをしていると、ひいたんの目の前にようかいのぴょんさんが現れます。ぴょんさんは色々とゆかいな作戦を企て、いやがるひいたんを外へ連れ出そうとします。
笑顔で互いを思いやる女の子とようかいのあたたかな心の交流を描きます。
ひきこもり相談外来で有名な三家クリニックの三家英彦医師による寄稿文を巻末に掲載。
近年、学校や家庭において「いじめ」や「ひきこもり」の問題が話題になっています。子どもたちは、嫌なことや怖いことがあれば、最初は必死になって抵抗します。しかし、どうしようもなくなったら、つらい現実や周りの人から自分を切り離し、心の中に閉じこもります。本書は、そんな困難な状況に置かれた子どもたちに、そっと優しく寄り添い、心を解きほぐす作品です。