この絵本の内容紹介
わたしが まだ 小さくて 山おくに すんでいたころ、ゆうがたに なると、おじいちゃんは 石炭のこなで まっくろに なって かえってきた。
くろくないのは くちびるだけ。
そのくちびるで、わたしの あたまに ただいまの キスを した。
きびしく美しいアパラチアの自然のなか、おとなたちに見守られながら、野山を思いきりかけまわった日々……。
少女時代の思い出をあたたかくつづった、シンシア・ライラントのデビュー作!
作家より
この本は、アパラチア山脈のクールリッジですごした、子どものころの思い出から生まれたものです。わたしは祖父母や親せきといっしょに、たった4部屋しかない家に住んでいました。遊び相手は、いとこたちだけ。遊び道具といえば、林やそこらで見つけたものがすべてでしたが、退屈したことなんかありませんでした!
───シンシア・ライラント
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