この絵本の内容紹介
昔、大根とにんじんとごぼうの色は、白かったんですと。あるときから、にんじんは赤くごぼうは黒くなったんですと。なんともおかしくておつかれさまのお話。軽妙なタッチで描かれた野菜たちの表情が秀逸。
大根とにんじんとごぼうは、日本人の食事に無くてはならない大きな存在です。手を変え品を変え、食卓に並ばない日はないと言っても、言い過ぎではありません。白と赤と黒という三色の彩りも、文句のつけようがないほど、決まっています。なぜ? 大根は白く、にんじんは赤く、ごぼうは黒いのでしょう? そのわけは? この絵本を読めば、たちまち納得!!
作者のつるたようこさんは、「野菜を見ていると、しぜんに顔が浮かんでくる」という特技の持ち主。さらに、時に辛らつなユーモアを交えて版画・織物・物語などさまざまなジャンルに活躍中。