この絵本の内容紹介あらすじ

見渡す限り雪と氷の白い世界。太陽は昇らず、マイナス50度という北極の冬。 極限の環境のもとでも生き抜く動物たちがいる。 トナカイ、雪ウサギ、フクロウ、オオカミ、白熊、イッカククジラなどなど。 オーロラが燃える空の下と、厚く張った氷におおわれた海中にも、命のきらめきは確かにあります。

積み重ね唄で紹介されていく動物は、また食物連鎖の順番になっていて、 自然界の生命のサークルがさりげなく理解できます。 ネイチャーアーティストとして名高いロビンソンの絵は、 それぞれの動物の体内に血が通っているようにリアルで、美しい。 生命や自然への畏敬と賛歌が聞こえてくるような作品。 人間の営みが、地球温暖化をますます促進し、自然環境を破壊し、 生き物たちの生存をおびやかしていることにも、警鐘を鳴らしています。