この絵本の内容紹介
幼いころ、ささいなことにも懸命だった自分を思い出さずにはいられない、あまずっぱさが漂うお話しです。
普段の何気ないくらしの中で、笑顔でいることがどれほど大切かを、少女サニーを通じて教えてくれます。
子どものころの宝物はなんでしたか?
お人形や絵本、カードやゲームのこま、外で拾ったきれいな石やガラス瓶……。
一見ガラクタのようだけれど、自分にとっては何よりも大切なもの。
それをなくしてしまったとき、みなさなんはどうしましたか?
きっと日が暮れるまで、懸命にさがしたのではないでしょうか。
かくいう私も、幼いころ半べそをかきながらマスコット人形をさがした記憶があります。
おもちゃ箱をひっくり返し、部屋じゅうをごちゃごちゃにしてしまい、母にしかられましたが……。
お話しの主人公サニーもみなさんと同じで、ある日、大切なものをなくしてしまったことに気がつきます。
それは……“笑顔”!
笑顔は、一瞬にして人を幸せにしたり、なごませたり、心のバリアーを溶かしたりします。
「笑顔でいると、ありのままでいられるの。笑顔でいるとうきうきするの」。
サニーは、それほど大切な“笑顔”をさがしに、貼り紙をしたり、お父さんにたずねたり、双子のおとうとたちに聞いてみたり、お母さんに教えてもらった、なくしたものが見つかるベスト3(ソファ、ポケット、飼い犬のベッド)をさがしたり、懸命に家中をさがし回ります。
さあ、いったい、サニーの宝物はどこにあるのでしょうか?
サニーは自分だけの宝物をみつけられるのでしょうか?