この絵本の内容紹介あらすじ

タイトルのとおり、言葉はとても簡単だけど、深い内容の絵本です。
「『ようい どん』っていったの だれ?」「きょうそうって リレーなの?」 男の子の素朴な質問に、うなずいたり、うなったり。
質問がどんどん深化して、男の子の興奮や不安が頂点になったところで、お母さんが登場。

男の子の不安や興奮を温かく受け止めます。生きる希望がわいてくる絵本です。

★池上さんからのおすすめ★

<大人にこそ、読んでもらいたい絵本>

「競争はダメ。みんなで仲良くゴールしよう」なんて、おかしい。
でも「負けても経験だから競争は大切」って、それだけでいいのかな。そう思っていた私に、助け合って生きる大切さを教えてくれた絵本。

みんなが「人の役に立とう」と生きていると、世界は住みやすくなる。そんな当たり前で大切なことを、子どもたちに知ってもらいたい。一人でも多くの大人に思い出してほしい。そう思って訳しました。