この絵本の内容紹介
演奏会が近いというのに、作曲のアイディアが浮かんでこなくて、モーツァルトは困っていました。そんな時、ペットのムクドリのさえずりで、メロディが浮かんできたのですが、ムクドリが窓から逃げ出してしまって、モーツァルトは追いかけてウィーンの街へと飛び出します。
街の中、でもメロディを見つけつつ、ムクドリを探すモーツァルト。迷子のムクドリとは再会できるのでしょうか?実際にモーツァルトのペットのムクドリがメロディを歌えたという話からこのお話が生まれました。
★杉原さんからのおすすめ★
モーツァルトときくと、天才作曲家としての顔や音楽は知っていても、近くて遠い存在のような感じかもしれません。でも、本当はモーツァルトは私たちと同じ。笑ったり悩んだり、友達や自分の周りの人や街を愛していて・・・この絵本はそんな彼を身近に感じさせてくれます。
また、音がなくても、柔らかな絵が音楽を目からも想像させてくれます。この絵本が、モーツァルトやクラシック音楽に親しむきっかけになってくれるのではないでしょうか。