この絵本の内容紹介
右のポッケに手を入れると、砂とまだ溶けない雪がありました。
砂漠と山、別々の場所で、関係のない2人の男が思いがけない災難に遭遇する。危機一髪の命を救ったのは、どちらも突然現れたぬいぐるみを抱いた女の子。一方、昼寝をしていたカズエは砂漠や山にいる夢をみていた…。夢は不思議。男たちが夢に入り込んだのでしょうか。それともカズエの夢が男たちを救ったのでしょうか。 迷える大人たちを助けたのは幼い少女なのですね。和田誠さんらしい洒落た隠し味が絵にも文にもたっぷり染み込んだ贅沢な絵本です。