この絵本の内容紹介あらすじ

「鏡よ。国じゅうで、いちばん美しいのはだれ?」とたずねると、鏡が「あなたがいちばん美しいとこたえるのです。」

誰もが知っているお話ですが、どんなふうに描かれているのか、あなたの目でどうぞ真新しい未知なる『白雪姫』の世界をお楽しみください。文を書いてくださった岩瀬成子さんは、揺れ動く繊細な少女の心を描き出す名手として知られる児童文学者。1978年の日本児童文学者協会新人賞をはじめ、数々の賞を受けておられます。さらに、絵を描かれているのはご存じ荒井良二さん。荒井さんの存在抜きには、最近の絵本ブームはありえなかったのでは?と思えるほどに、大活躍されています。今回、普通なら見ることがかなわない下絵を見せていただきました。まだ彩色されていない絵にもかかわらず、“色彩”が強く感じられるから不思議。抑制がきいた大人な岩瀬さんの文に自由な荒井さんの絵。どんな化学反応が起こるのか、ドキドキするカップリングです。