この絵本の内容紹介あらすじ

「……あなたは私に何を下さいますか」「ああ、カエルさん、何だってあげるわ」お姫さまは言いました。

「多くの人が知っている物語ではありますが、(中略)」と江國 香織さんが語っておられますが、確かにその通り。このお話は“子ども用に書かれたものがたり”で知った覚えがあります。それが5歳だったのか、6歳だったのか……。江國さんのテキストで久しぶりに読み返したら、子どもの頃には気がつかなかった“いろんなこと”を感じました。現時点では、宇野亜喜良さんの絵はまだ描かれていませんが、宇野さんはどんなふうに結末を描かれるのだろうかと、とても楽しみです。というのも、子どもの頃は結末に大して注意を払わなかったからなのです。それどころか記憶にもない……。このものがたりは思っている以上に“大人の恋”だという印象を受けました。さあ、みなさんはまた違う読み方をされることでしょう。どんな感想を持たれるか、とても楽しみです。