この絵本の内容紹介あらすじ

今日は水曜日。いつも朝寝坊のケロちゃんですが、今朝は様子が違います。

絵本「バムとケロのおかいもの」の一コマ

きちんと顔を洗って、牛乳を玄関先から取ってきて、コーヒーを沸かして、朝ごはんの準備まで滞りなく済ませたのです。

絵本「バムとケロのおかいもの」の一コマ2

いつも朝寝坊のケロちゃんですが、なぜ今朝に限ってテキパキしているのでしょうか。それは、今日が月に一度のお買い物の日だからです。

バムとケロちゃんが支度を済ませて外に出ると、友達のかいちゃんが車に乗って待っていました。さっそくお買い物に出発です。

絵本「バムとケロのおかいもの」の一コマ3

市場に到着すると、たくさんのお店がずらりと並ぶ賑やかな光景が目の前に広がります。
最初に買うのは、ケロちゃんの新しいチョッキの生地。それから次は、新鮮な野菜がいっぱいの八百屋さんです。

八百屋さんの横には不思議な動物が商売する不思議なお店。「くるみ・てかがみ・どんぐり・オカリナ」と書かれた看板が置いてあるだけなのです。そして、手鏡とクルミを頼むと……。
その不思議な動物の正体はハムスター。頬張った頬っぺたから商品を次から次に取り出すのでした。

お買い物を続けようと物色していると、ケロちゃんのお腹が「ぎゅるるるるるるる」と鳴ったので、お昼にすることにしました。
市場の食べ物屋さんには美味しそうなものがずらり。ついつい頼みすぎたケロちゃんは、食べても食べても全然減りません。仕方がないので残った分は家に持って帰ることにするのでした。

お昼を済ませ、そろそろ出発しようとしますが、そこにいたはずのケロちゃんがいません。バムが辺りを見渡すと、ケロちゃんは「ゆかいなとびら」というお店に入ろうとしていました。

店内は名前のとおり、変わった形の愉快な扉がたくさん。扉を開けると変わった帽子や小さなリュックサック、変な形のローラースケート……扉を開ける度にケロちゃんのワクワクは止まりません。
さすがにきりがないので、バムはケロちゃんの手を引いてお店を出ます。

そして、最後のお買い物に骨董屋さんで好きなものを一つずつ買って帰ることにしたのですが……。


お買い物のワクワク感が存分に伝わってくるお話。ポカポカ陽気の市場で繰り広げられるバムとケロのやり取りになんだか癒されることでしょう。
ケロのちょっぴり自由奔放な姿も微笑ましい絵本です。