この絵本の内容紹介
月曜日の朝、パンケーキを食べるバムのところに、山のように積まれた小包が届きました。この小包の送り主はおじいちゃん。手紙も添えて届きました。
「バムへ こんどのにちようびは わしの 80さいのたんじょうびなので ケロちゃんといっしょにあそびにおいで。くるときには やねうらに おいてある わしのだいじなほんも もってきておくれ。」
バムが手紙を読み終えて、今度は小包を解いてみると、中には組み立て式の飛行機が——。航路を記した手紙も入っていました。
飛行機の組み立て開始!
バムとケロは、さっそく飛行機を組み立て始めると思いきや……。
まずはまったりとおやつの時間。食べ終えてから作業に取り掛かります。
ペンキを塗ったり、スプレーを吹きかけたり、エンジンを積んだり、作業は土曜日の夜まで続きました。
ようやく飛行機が完成すると、歯ブラシと耳かきとおじいちゃんの本を積んで、いよいよ出発です。
上空から小さく見える滑り台や砂場にしばしのお別れを告げ、バムとケロは大空に飛び立ちます。
バムとケロの大冒険はトラブル続き!?
おじいちゃんが記した航路に沿って飛ぶと、最初に見えるのが玉ねぎ山脈。
その上空ではゴーグルが必須のアイテムです。なぜなら、玉ねぎで涙が止まらなくなってしまうからです。
それなのに、しっかりとゴーグルを装着したバムとは反対に、ケロはうっかりしていました。案の定、涙が止まらなくなるのでした。
そうして今度はリンゴ山が見えてきました。この山の洞穴には、虫がウジャウジャいます。それなので、決して通ってはいけません。
おじいちゃんが手紙で注意を促したというのに、うっかり見逃したバムとケロは洞穴の中に入ってしまいました。そして、身の毛がよだつような体験をするのでした。
おじいちゃんの家に向かう途中、50年に一度しか噴火しないカボチャ火山や大海ヘビの生息する海、コウモリだらけの岩のトンネルも通っていきます。
そして、おじいちゃんが手紙で注意を促しているというのに、バムとケロはうっかり見逃してばかり。行く先々でトラブル続きです。
そんなこんなのバムとケロは、果たして、無事におじいちゃんの家に辿り着くことができるのでしょうか。
ピクトブック編集部の絵本談議
バムとケロのマイペースな感じがクセになるよね!
うんうん。
ひょうひょうとしたバムとケロのキャラクターが憎めないなぁ。
テキパキしてたり、ハキハキしてるのが本当は良いのかもしれないけど、マイペースだったり、うっかりしてるのも何だか和むよね!微笑ましく感じちゃうよ。
ところで、バムとケロはおじいちゃんの誕生日に間に合ったのかな?
それは読んでからのお楽しみ!
というわけで今回は、絵本「バムとケロのそらのたび」でした!