この絵本の内容紹介
せっかくの日曜日だというのに雨が降っています。
バムは、窓から外を眺めて浮かない表情。サッカーも砂遊びも出来ずに退屈していました。
一方、ケロは水溜まりを跳ねて大はしゃぎです。
雨が降っては仕方がないので、バムは家の中で読書をすることにしました。
ところが、散らかった部屋を片付けなければ、落ち着いて読書もできません。
散らかした犯人はケロだというのに、バムは掃除機をかけたり、雑巾がけをしたり、一生懸命に掃除をしました。
そして、ようやく部屋は綺麗になったのですが……。
掃除はやり直し!?
——バムの苦労も水の泡。
ケロが泥だらけで帰ってきたので、部屋中がまた汚れてしまったのです。
バムはケロを風呂に入れ、耳の中までゴシゴシと洗いました。今度はケロも一緒に掃除のやり直しです。
そして、ようやく部屋が綺麗になると、次は読書のお供におやつ作りを始めました。
生地を捏ねて、型を抜いて、それから油で揚げれば完成です。美味しいドーナツが出来上がりました。
屋根裏部屋でびっくり仰天!?
ようやく読書の準備も大詰めです。あとは読む本を選ぶだけなのです。
バムは持っている本をどれも読んでしまったので、屋根裏部屋から持ってくることにしました。お目当ては、おじいちゃんが大切にしていた飛行機の本です。
さっそく、バムとケロは屋根裏部屋に上り、暗い本棚をランタンで照らしながら本を探し始めました。
そして、それらしき本を手に取りますが、ホコリで表紙が見えません。バムはホコリで鼻がムズムズすると、大きなくしゃみをしてしまいました。
ところが、表紙が見えないのはホコリのせいだけではありませんでした。
屋根裏部屋で、バムとケロに身の毛もよだつ出来事が……。
ピクトブック編集部の絵本談議
せっかくの日曜日が雨だと悲しくなっちゃうよね。
でも、そんな日は読書をすれば意外と楽しいものよ。
うんうん。
普段はしないことでも、雨だからこそすることってあるよね。
たまには、ゆったりまったりするのも大切だと思うよ。
そうなんだけどね……。結局、穏やかな読書の時間を過ごすはずが、ドタバタ慌ただしくなっちゃって……。屋根裏部屋で何が起きたんだろう?
それは読んでからの楽しみだね!
というわけで今回は、絵本「バムとケロのにちようび」のご紹介でした!