この絵本の内容紹介あらすじ

かわいいバスが主人公の絵本

バスのたーむくんは、お客さんを駅まで運ぶのが仕事です。ある朝、花束を持った女の子がいいました。「おじいちゃんのお見舞いなの。8時の汽車に間に合うかな?」「ぼくにまかせて!」たーむくんは元気に走りだしました。ところが、今日はお客さんが多いみたい。長い坂道が登れません。そこで、燃料タンクにいっぱいお芋を入れると…おならのガスで、エンジン全開! 大爆走!! 子どもらしいむじゃきな発想が、幼い読者の心をとらえます。

〈作者のことばより〉
毎朝、次男坊を自転車で保育園に連れていきます。その20分くらいの間、いっしょにいろんな話をします。彼の話は、現実のことなのか、空想の世界なのか、それとも勘違いなのか!? よくわかりません。でも最後には、こっちが聞いていようといまいと、話しきって納得した様子。これは、そんな他愛もないおしゃべりの中からうまれたお話です。

絵本「おならバスの たーむくん」の一コマ