この絵本の内容紹介
「自然」と「食」に目が向く写真絵本
干柿は、古くからある保存食で、まわりにできる粉は、貴重な甘味でもありました。そのままでは食べられない渋柿をおいしい食べ物に変える方法には、昔ながらの知恵がつまっています。本書では、干柿を作る一軒の農家を取材し、庭先になった柿を収穫するところから、柿の剥き方、干し方、陽光を浴びて日がたつにつれ変化していく様子などを、順を追って紹介していきます。日本の伝統的な“食”と、自然の力の不思議について考えるきっかけになる絵本です。絵本を読みながら、実際に干柿を作ることもできます。