この絵本の内容紹介
さとし君は、お隣のかおりちゃんと電車ごっこを始めました。窓際の机は、ラジオや時計を並べて運転席になりました。色紙で作ったのは、切符です。「おうち電車が発車しまーす。お乗りのお客様はお急ぎください」。運転手のさとし君がいうと、家族のみんながやってきて、「空までお願いします」車掌のかおりちゃんは、空色の切符にパチンとハサミを入れました。すると、おうち電車が空へと浮かび上がり…
「おばあちゃんが生まれた山を見たいわ」「海へいきたいな」おうち電車は、さとし君の運転で町の上を走り、山へ、海へ、時間さえ超えて、家族の行きたいところを飛び回ります。「ごっこあそび」だからこそ行き来できる空想の世界を描いたお話です。