この絵本の内容紹介あらすじ

クマの子ども、ぼくとクッキーはいつもいっしょ。いつも仲良し。

毎日一緒に遊んで帰りは「さよならまたね」と言っていたのに、クッキーは明日引っ越しすることになって……。

大好きなお友達とのお別れは、本当にさみしいですよね。
大人もつらいのだから、繊細な子どもの心はもっと深く動揺することでしょう。

帰りに「またね」と言えること、いつも一緒にいられることがどんなに素晴らしいことだったのか。何気ないお友達とのいつもの時間が、とても大事だったことに気付かされます。

なかなか引っ越すことを言い出せなかったクッキーの気持ちもとても切なくて、引っ越しの前に泣いているクッキーの絵は大人の心も締めつけられてしまいます。

明日クッキーが引っ越ししてしまうことを聞いて、どうしよう、どうしよう…と考えているときのクマちゃんの仕草が本当に可愛くて、居ても立っても居られないという心情が伝わってきます。

一晩中考えて、何度も書き直した手紙。そこにはぼくの素直な気持ちが綴られていました。
「げんきでね」でも「ありがとう」でもないその一言に、ずっと友達でいたいという気持ちがぎゅーっと凝縮されています。
本当のさよならなんてできない!クッキーが大好き!という素直な気持ちが溢れたお手紙です。

裏表紙にはそのストーリーの続きが描かれているのでお見逃しなく。