絵:ゲイリー・ブライズ
イギリス、リヴァプール生まれ。リヴァプール工芸学校でグラフィック・デザインとイラストレーションを専攻。80年の卒業以来、新進画家として活躍。初めての絵本『くじらの歌ごえ』は、キャンバス地に写真を転写したような不思議なタッチで、次の『庭のよびごえ』も、写真素材に印象派風の点描効果を加えたような斬新な作風。どちらも、写実性と絵画的技法をミックスさせながら、夢のような出来事をドラマティックに描く点で共通している。
作品一覧を見る訳:角野 栄子(かどの えいこ)
1935年、東京生まれ。早稲田大学教育学部英語英文科卒業。1970年、ブラジルでの体験をもとにした『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』(ポプラ社)でデビュー。『魔女の宅急便』(福音館書店)で野間児童文芸賞と小学館文学賞を受賞するなど受賞多数。『スパゲッティがたべたいよう』(1979年刊)に始まる「小さなおばけシリーズ」はじめロングセラーの作品は数多く、自選童話集「角野栄子のちいさなどうわたち・全6巻」(以上ポプラ社)も刊行されている...
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