この絵本の内容紹介あらすじ

これは、第2次世界大戦中にポーランドの町ルージに設置されていたユダヤ人ゲットーを写真に収めたドキュメンタリーです。
写真家は、自らもユダヤ人として、このゲットーの中に収容されていたメンデル・グロスマン。
若く才能のあふれた写真家は、後世に真実を伝えるために、危険を冒して、また病の体をおして写真を撮り続けました。
一枚一枚が、悲痛な美しさをもって私たちの胸を打ちます。
それは、収容された人々が決して人生の希望を失わず、「自由」を完全に明け渡してはいないからです。
これらの写真は、グロスマンと親しい友人たちの悲願に報いて奇跡的に戦災をくぐりぬけ、現在に伝え残されました。