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絵本
野火で羽を傷めたカササギはイヌに助けられ、生きる希望を見いだす。無二の親友となったイヌとカササギだが、ある日孤独を抱えたキツネが現れると何かが狂いはじめて…。荒野を舞台に友情と裏切り、孤独と妬みの心理劇をストレートに描く力作。
南アフリカ生まれ。1972年にオーストラリアに移住。新聞、雑誌記者、児童書の編集者を経て、オーストラリアを代表とする児童書の作家として活躍。出版された40冊以上の本は世界中の読者に愛され、オーストラリア児童図書賞を含めた数々の賞を受賞している。日本で翻訳されている絵本に「ジェニー・エンジェル」(岩崎書店)、「キツネ」(BL出版)などがある。本書以来、ヤングアダルト向けの作品に意欲的に取り組んでいる。
1937年、東京に生まれる。東京大学教養学部卒業。『婦人公論』『中央公論』『東京人』などの雑誌編集、ヨーロッパ古絵本の複刻や海外秀作絵本の編集に従事したあと、翻訳・執筆活動に入る。著書にジャン・ジオノ作/フレデリック・バック絵『木を植えた男』(あすなろ書房、絵本にっぽん賞特別賞受賞)、マーガレット・ワイルド文/ロン・ブルックス絵『キツネ』(BL出版、日本絵本賞翻訳絵本賞受賞)などがある。