この絵本の内容紹介あらすじ

戦争なんて だいきらい!
おとうさんをなくした かなしみに おおきくならないことを きめたアヤンダ。
コートジボワールの女性作家ヴェロニク・タジョ
アフリカの絵本

アヤンダが大好きだったおとうさんは戦争にいったままもどってきませんでした。
おとなが信じられなくなったアヤンダは成長することをやめてしまいます。
まわりの女のこたちがおおきくなっていくのに、ちいさなままです。
おかあさんが病気になると、家族をたすけるために少しだけおおきくなってみました。
ある日、村に強盗たちがやってくると、こんどは家よりもおおきくなって……。
アフリカの戦争を憂い描かれた、ノンフィクションではなくファンタジーの力で、子どもたちに閉ざされた心をときほぐし、いまを生きることを伝える絵本。

「大切なだれかをなくしたとき、その人の心がいやされ、ふたたび社会のなかで生きられるようになるにはいくつかの段階を経る必要があると、この絵本で描きたかったのです」(ヴェロニク・タジョ)