この絵本の内容紹介
3.11以降の子どもたちへ──
希望の光と歌を届ける少年とふたりの天使の物語
シュタイナー哲学を伝える二人による次世代への祈りのコラボレーション
耳の遠い少年 亡くなった父の植えた松に毎日まいにち、川から汲んだ水をかけていた。
その様子を見ていた、ふたりの天使が少年に奇蹟を起こす……
「東日本大震災と福島の原発事故の喪失感の中で、画家・としくらえみさんと出会った。私たちはこどもたちや心あるおとなたちになにか新しい物語を書きたいと願い、語り合った。未来のこどもたちのために、タルコフスキーの映画『サクリファイス』の続きの物語を書こうと。それはまだ小さいが自分の中の確かな使命であり、彼から教えられた〈失わぬ光〉に向かうことだった」
(宇佐美陽一「あとがき」より)