この絵本の内容紹介あらすじ

大きな問題を考えるきっかけに

シリーズ《世界に生きる子どもたち》第2弾。

だれにでも住む家が必要です。
子どもたちには、安全で、幸せに暮らせて、家族と食事ができて、おもちゃで遊べて、なんの不安もなく眠りにつける場所が必要なのです。

しかし世界には、危険がせまり、家を離れざるをえなくなった多くの人たちがいます。
2016年末の時点で家を追われた人の数は、6,560万人ともいわれています(国連UNIHCR協会* ホームページより)。
戦争や紛争のために、多くの子どもたちとその家族が難民になりました。

彼らの人生は過酷で不安に満ちています。
それでも、ときには笑い、遊び、友だちをつくり……
どこかで、誰かが、自分たちを新しい家へと温かく迎えてくれるだろうという希望を胸に、生きています。

本書はこうした難民の状況を知り、問題を考えるきっかけとなることを目指して作られた写真絵本です。
新たな家をさがしもとめ、前を向いて生きている子どもたちと家族の姿をとらえています。
*UNHCR…国連難民高等弁務官事務所
(使用漢字/中学1年相当まで。総ルビ。)

◆巻頭にはノーベル平和賞受賞のマララ・ユスフザイさんの写真を日本語版限定で特別収録
(2016年にケニアのダダーブ難民キャンプで難民の若者達へ講演している写真)

絵本「私はどこで生きていけばいいの?」の一コマ