この絵本の内容紹介あらすじ

大作家ゲーテの代表作『ファウスト』。壮大な戯曲を読みやすく再話し、国際アンデルセン賞受賞画家エンジカートが描いた、古典名作絵本。

ファウスト博士と悪魔メフィスト。
賭けはどちらの勝利に?

ドイツの文豪ゲーテによる古典的名作『ファウスト』。
この壮大な戯曲の第一部は1808年に完成され、続編にあたる第二部は1832年まで書き続けられて、ゲーテの亡きあとに出版されました。
本書は、ファウスト博士、悪魔メフィスト、美しい娘グレートヒェンをめぐる、一連の騒動をえがいた第一部を下敷きとして、現代の読者にも分かりやすい散文で再話したものです。
悪魔との契約によってはじまるファウスト博士の人生遍歴は、ときに滑稽であり、謎めいてもいて、魔術的な世界をつくりだしています。
天国と地獄、善と悪の狭間で生きる人間とは、いったいどのような存在なのか。
国際アンデルセン賞受賞画家エンジカートによる美しく細密なペン画で彩られ、初めて本作に出会う読者も、豊かなイメージがふくらむことでしょう。
(※小学校5年生以上の漢字にふりがな)