ラファエロ 天使に愛された画家

文：ニコラ・チンクエッティ

絵：ビンバ・ランドマン

ミラノに生まれる。ブレア美術アカデミーを卒業。1995年に小型の創作絵本『アバルとバビルの旅』を発表、翌1996年イタリアのカステッロ賞で特別賞を受賞。初の本格的な絵本『青い夜への旅』<1997>はイタリアのヴァル･ヴィヴラータ･ナショナルプライズで第一位に輝く。『ジョットという名の少年～羊がかなえてくれた夢』<1998>は、各国で翻訳され高い評価を受け、日本では、2000年に日本絵本賞翻訳賞を受賞した。

監訳：青柳 正規（あおやぎ まさのり）

1944年満州生まれ。ギリシア・ローマ考古学者。1967年東京大学文学部美術史学科卒業。1969～1972年ローマ大学に留学、古代ローマ美術史・考古学を学ぶ。文学博士。東京大学文学部助手、筑波大学芸術学系講師を経て、東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授。日本におけるポンペイ研究の第一人者。著作は、『皇帝たちの都ローマ』『トリマルキオの饗宴』（共に中公新書）、『ポンペイの遺産』（小学館）、ジュゼッピーナ・チェルッリ・イレッリ氏との共...