原作:ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(1805-1875)デンマークのオーデンセに、貧しい靴屋の子として生れる。小学校にもろくに通えなかったが、読書によって文学的指向が育てられた。無一文で首都コペンハーゲンに出、自費出版したユーモラスな旅行記『ホルメン運河からアマーア島東端までの徒歩旅行』が売れて文壇出世作となる。浪漫的名作『即興詩人』で世界に名声が広がり、『人魚姫』を含む第三童話集刊行以降は、近代童話の確立者としても世界に認められた。
作品一覧を見る絵:バーナデット・ワッツ
1942年、イギリス生まれ。幼い頃からビアトリクス・ポターの作品やグリム童話に親しむ。ケント州のメイドストーン美術学校で学んだ後、絵本作家のブライアン・ワイルドスミスに師事した。『赤ずきん』(岩波書店)、『ヘンゼルとグレーテルのおはなし』(BL出版)などのグリム童話や、アンデルセン童話の絵本で高い評価を得る。また、『ピーター』(BL出版)などの創作絵本も手がける。
作品一覧を見る訳:佐々木 田鶴子(ささき たづこ)
香川県生まれ。早稲田大学東洋史学科卒業。現在、ドイツ児童文学の翻訳で活躍。<ちびくまくん>シリーズなど多くの訳者のほか、創作童話『おつかい、おつかい』などがある。
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