この絵本の内容紹介
動物園から農場にやってきたかばのベロニカ。気持のよい性格のベロニカは、農場の動物たちと仲良しになろうとします。でも、動物たちは、本当はベロニカに興味はあっても、よそものだからと、冷たい態度。ベロニカは次第に元気をなくし、とうとう自分の小屋から出てこなくなりました。そうなると、みんなは心配になってきます。でも、みんなで、ベロニカのために何かをしようとはなりません。
そんな時、馬のストローが言いました。「あれは、なぜ でてこないのかねえ」すると、がちょうのペチューニアがいいました。「おしえてあげましょうか。あれは、ぐあいがわるいのよ」「どうして、わかる?」「ええ・・・じつは、ドアのわれめから のぞいてみたの」そうなんです。みんなはベロニカが心配で、それぞれ気がけていたのですね。
こうして、ベロニカはすっかり元気になって言うのです。「農場のなかまたちほど すてきなものはない」