この絵本の内容紹介あらすじ

グリムの昔話です。貧しい粉屋が死に、3人の息子に財産分けがされました。一番上の息子には水車小屋。二番目の息子にはろば。ところが末の息子には、ねこが1ぴきのみでした。嘆く息子に、ねこは言います。「わたしに、ふくろをひとつと、やぶのなかでもあるける長ぐつをあつらえてもらえませんか。そうすれば、あなたさまの分けまえも、そう、嘆くだけのものでもないことが、わかりますよ」。このねこ、実はたいへんな知恵者。大胆不敵なやり方で、末の息子の出世の立役者に。