この絵本の内容紹介
お月様ってどんな味がするのだろう?
動物達はお月様を見ながらいつも疑問を抱いていました。でも、動物達がどんなに手や足を伸ばしても高いところに浮かぶお月様には届きません。
甘いのかな?しょっぱいのかな?
動物達は、どんな味がするのか食べてみたい気持ちでいっぱいです。
そんなある日、一匹のカメが高い山に登って、お月様を食べてみようと決心します。そして、山の頂上まで行くとお月様までずいぶん近くなりました。でも、小さなカメではお月様まで手が届きません。
そこで、カメはゾウを呼ぶと背中に乗せます。カメの上に乗ったゾウの鼻がお月様に届きそうですが、お月様はひょいっと少し上へ逃げてしまいます。
そこで、次はゾウがキリンを呼ぶと背中に乗せます。カメの上にゾウが、ゾウの上にキリンが乗ると、ずいぶん高くなりました。でも、お月様のところに届きそうになると、お月様はまた上のほうに逃げてしまいます。
カメやゾウやキリンに加え、シマウマやライオン、キツネやサルもやってきて、背中に乗るとあと少しでお月様に届きそうです。でも、手が届きそうなところでやっぱりお月様はひょいっと上のほうに逃げてしまうのでした。
最後にネズミがやってくると、ネズミがあまりにも小さいのでお月様は逃げようともしません。
どうしても手が届かないお月様に動物達は力を合わせて頑張ります。最後は、お月様を食べることができたのでしょうか。そして、どんな味がするのでしょうか。