この絵本の内容紹介
「きょうの ごはんは うめぼし ごはん」
「すっぱくないよ ほんとかな」
「しわしわ いっぱい」
「やっぱり すっぱい」
「きょうの ごはんは まめ ごはん」
「はるの みどりの みずたま もよう」
「きょうの ごはんは なっとう ごはん」
「ぐるぐる ぐるぐる あと なんかい」
「ねばれ ねば ねば」
「おはしで にゅーん」
声に出して読むとクセになるリズミカルな表現。梅干ご飯や豆ご飯、納豆ご飯やふりかけご飯……次々と食欲をそそる写実的な食卓が登場します。
この絵本の主役はお米。茶碗に装ったお米の上には、日によって鶏そぼろやサツマイモも盛り付けられます。また、汁物や漬物も添えて、今にも湯気や香りが立つような食卓が完成します。
この写実的な食卓は一見写真かと見間違えるほどですが、色鉛筆で描かれています。茶碗や皿だけでなく、箸置きや下に敷かれた布までもが丁寧に描き込まれます。
仕掛けをめくると、顔を近づけるほどにズームされた食卓が現れます。読んで楽しい、見て楽しい、食卓の魅力を存分に詰め込んだ絵本です。裏表紙には、年齢に合ったお箸の長さの図解付き。