この絵本の内容紹介あらすじ

「ぼくの名まえは、ダッドリー・ピピン。
パパもピピンで、ママもピピン。
しんせきもいっぱいいて、みんな、ピピンっていうんだよ。」
(本文より)

持ち前のユーモアと素直な心が魅力的なダッドリーくんを主人公にした児童文学。『がまくんとかえるくん』などで絶大な人気を誇るアーノルド・ローベルの挿絵があたたかい作品です。
人気の翻訳家・小宮由さんの訳が心地よい、情感豊かな物語。やさしい気持ちになれる名作の初邦訳作品です。

編集者のおすすめポイント

ダッドリーくんの赤い自転車に乗るおばあさんや、得意な笛をふいてくれる校長先生、毛がわの帽子をほしがる魔女など、いろいろな人と出会っておしゃべりをするダッドリーくん。この本の12のお話は、素朴ながらウイットにとんだダッドリーくんと彼らとのやりとりが、読者をあたたかい気持ちでつつみこんでくれます。アーノルド・ローベルの素晴らしい挿し絵が物語の世界観を引き立て、名作の翻訳を数多く手掛ける小宮由氏の日本語訳とともに、世界を奥深く感じられる作品です。ひとつひとつのお話が短いので、朝の読書時間の本におすすめ。大判で絵も楽しめるので、プレゼントにもぴったりです。

絵本「ダッドリーくんの12のおはなし」の一コマ
絵本「ダッドリーくんの12のおはなし」の一コマ2