この絵本の内容紹介あらすじ

かんたろうは、ブロックで車を作りました。そして、その車をママに見てもらおうとしますが、ママはスマホに夢中。かんたろうの声に気づきません。

絵本「ママのスマホになりたい」の一コマ
絵本「ママのスマホになりたい」の一コマ2

ママは、テレビのCMが始まるとスマホを見て、テレビが始まるとテレビを見て、赤ちゃんが泣いたら赤ちゃんをあやして、スマホ、テレビ、赤ちゃん、この繰り返しでかんたろうの入る隙がありません。

絵本「ママのスマホになりたい」の一コマ3

かんたろうは、ママに何を聞かれても「わかんねぇよ!」と言って意地悪をしようと考えます。そして、ママに何を聞かれても「わかんねぇよ!」と言うのですが、それでもママはスマホに夢中です。

絵本「ママのスマホになりたい」の一コマ4

そんなママに腹を立て、ダンボールで仕切りを作ります。ダンボールで囲われた場所は、スマホもテレビも赤ちゃんも入れない国だと言います。かんたろうは、ママに振り向いてほしくて子どもなりに意地を張っているのです。

絵本「ママのスマホになりたい」の一コマ5

次の日、幼稚園の帰りの会で「おとなになったら」という絵本を読んだ後、先生が「みんなは、おとなに なったら なにに なりたいですか?」と子ども達に問いかけます。

ある男の子はお父さんが消防士なので消防士になりたいと言って、ある女の子は綺麗なドレスを着たいのでお嫁さんになりたいと言います。

いよいよ、かんたろうの順番になりますが、落ち込んだ様子で「ママの スマホに なりたい」と言い……。かんたろうは、どうしてママのスマホになりたいのでしょうか。


かんたろうの素直で胸を打つ言葉にハッとさせられる方は多いはず。かんたろうとママのように、親子で向き合う機会を作ってみてはいかがでしょう。