この絵本の内容紹介
無邪気で、ちょっと間抜けなねこがページからとびだしてきそうな絵本。
ねこ ねてるねこ ねがえりうつねこ ねじれるねこ ねぞうわるいねこ ねごという
いたずらねこが、リズミカルに心地よく、あっちへこっちへユーモラスに動きます。ねこ好きの人はもちろん、ねこ好きでない人も最後のページで思わず頬がゆるんでしまうでしょう。
おおなり修司さんからのメッセージ
我が家には、一年ほど前から時々遊びにくる猫がいます。その猫は、東京では珍しく大雪が降った日にやってきました。まだ仔猫でとても寒そうだったのでつかまえようとすると、どこかへ逃げて行ってしまいました。そして、次の日もその猫はやってきたのですが、やっぱりつかまえようとすると逃げてしまいます。仕方なく僕と娘は、段ボールで作った猫の家を外に置いておきました。すると次の日の朝、窓を開けると、段ボールの家から猫が顔を出したのです。この作品は、その猫を見ていて、ふっと頭に浮かんできたお話です。しばらくして、その猫はお向かいの家で飼われることになり、今でも時々うちに遊びにきてくれます。
北村裕花さんからのメッセージ
今回はねこをたくさん描きました。ねこってからだ、やわらかいんですね。じぶんでも「ねこ ね○○」とつくりたくなります。お気に入りです。ぜひ手にとってよんでみてください。