この絵本の内容紹介あらすじ

ブタよりも足の遅いオオカミは、一度もブタを捕まえれたことがありません。ブタを追いかけては馬鹿にされる毎日です。

ある日、オオカミが悔し涙を流していると、そこにキツネ博士が通りかかったので、オオカミは博士に尋ねました。足の速くなる薬はないかと。

オオカミは、ブタの丸焼きをお腹いっぱい食べるのが夢。ところが、一度もブタを捕まえれたことがなく、野菜と木の実しか食べたことがありません。

そんなオオカミを見かねた博士は、足が速くなる薬の代わりに『ぶたのたね』を渡すのでした。

ブタの種を土に埋めて『早く大きくなる薬』を毎日撒くと、どんどんブタの木は大きくなって、最後にはブタの実ができるというのです。

さっそく、オオカミがブタの種を埋めて薬を撒くと、その日のうちに芽が出ました。そして、待ちきれない気持ちを抑えながら毎日欠かさず薬を撒いていると、とうとうブタの実がなったのです。

絵本「ぶたのたね」の一コマ

ところが、今日はゾウのマラソン大会の日。ドスンドスンと地鳴りが鳴ると、ブタの木になったブタ達は地面に落ちて逃げ去ってしまいました……。

踏んだり蹴ったりのオオカミ。念願のブタの丸焼きをお腹いっぱい食べることができるのでしょうか?