この絵本の内容紹介
おまたせしました!23年ぶりの『さる・るるる』です!
日本全国、いえ!世界中の 親子代々にわたる五味太郎ファンのみなさま~っ!!あの!『さる・るるる』の続々編がついに出来上がりました~!その名も『さる・るるる・る』※「る」の数にご注意!
「る」で終わる動詞だけで展開する、そのおどろきの発想、リズム、ユーモア。「これこそ、待っていた絵本」のおもしろさ。ぜひ、お手にとってご覧ください。笑って満足して、棚に戻してはいけません。ぜひ、ご家族みなさんで繰り返しおたのしみください。
五味太郎さんからのメッセージ
『さる・るるる・る』誕生にあたって
だいぶ前から突然遊びに来るさるがいて、その度にしょうがないからお茶したりメシ喰わせてやったりしていたのだけど、何かの折にそのさるがこともあろうに「ぼくの絵本描ける?」などと言い出すので「そんなの訳ねえよ」と言ってしまったのが運のつき、ま,最初は適当に描いてやったのだけどこれが案外いい出来で、さる調子に乗ってもっと描けなどとうるさいものだからついでにもう少し描いてやって、そのまま放っておいたらしばらくはよかったのだけど、またこのところ頻繁にやって来るようになって、「最近のぼくはどうかな?」なんてまた始めたので「最近も将来もおまえのことなんかもう描かないぜ」とかわしたら「ほう…なるほど…」などとちょっと含んだ言い方するんで、あ、こいつ、描かないんじゃない!描けないって言ってるんだと思われてしまったんじゃないかと少しムカッとしたので、描けねえんじゃねえ,描かねえんだ,描こうと思ったらそんなの簡単さと言うところを見せてやるべえと,ま,やっぱり適当に描いた訳だけど、これがまた案外いい出来なのでなるべくさるには見せないようにするつもりである。