この絵本の内容紹介あらすじ

まってるまってる。
なんのぎょうれつ?
まってるまってる。
いったい、なんのぎょうれつ?

先になにがあるのか、わからないのにまっている。
なんの行列か、わからないのに並んでしまう。
そんなことって、あるかしら?
とっても変。かなり変。

高畠那生さんの手にかかると、この”変”がとてもいい。
意外な展開にきもちがゆさぶられる。
混乱してしまう自分が心地良い。
この絵本の先にはユーモア絵本ならではの醍醐味がまってるまってる。
さあ、どうぞ並んでください。

絵本「まってるまってる」の一コマ
絵本「まってるまってる」の一コマ2

『まってるまってる』制作秘話?

制作秘話ってことでもないんだけど、実は黒ねこさんのスカートのお話をつくりますって言っていたんだけど、ちゃんとラフも描いたんだけど、いざ、色を塗りはじめるときになったら、なんだかつまらなく感じちゃって。。。
なんとかお話をおもしろくしようと、いろいろしてみたんだけど、どうも上手くつくれない。
いや…これはいい訳です。
本当は描いてみたい絵があって、そっちをやりたくなったんです。
それは昨年、個展用に描いたDMなんですよね。
DMっていうのはハガキのことなんだけど、この絵が上手く描けましてね、だから絵本につかえたらなあと思ってたところに黒ねこさんの絵を描かなくちゃいけなかったから気になって気になって…。
ためしにちょっとお話を考えてみたら、すらすらすらすら~って。
だから、上手くいかないことは少し置いておくことにして、上手くいくことを先にしました。
そして、それが『まってるまってる』。
黒ねこさんのお話はおもしろくなるまで、僕が“まってるまってる”
(高畠那生)