この絵本の内容紹介
ロッソはねこ町のねこ中学一年生。
人見知りでうまく話せない、そしてみんなと違う「赤毛」のロッソ。
ねこ中で一番の不良ねこ ヤンキに目をつけられちゃった。
「やめろ! やめろ!」って言いたいけど むねがふるえて声にならない。心の中で叫ぶことしかできない。
でもヤンキが学校さぼったある日、ミッケが声をかけてきた。
「助けたら自分もいじめられちゃうかもってこわくて何もできなかった」
初めてちゃんと話しかけてくれた。じわじわゆうきがわいてきた。
――これはロッソが少しだけ自分を好きになれるようになるお話。
人見知りのロッソが友だちにおはようって 笑顔で言えるようになるお話。
『やめろ』と言える勇気を子どもたちみんなに与えたい。
こう言って、ある日、つっちょさんは校長室を訪ねてきました。
元麹町中学校校長/横浜創英中学・高等学校校長
工藤勇一
【前書きなど】
この絵本はつっちょを応援してくださる皆様のご協力により完成に至りました。
クラウドファンディング挑戦の45日間、死に物狂いで毎日歌い、いじめがない世界にしたいという想いを発信し続けました。
「もう駄目かもしれない」と諦めかけた時、いつも手を差しのべてくれた皆様の存在がどれだけ温かかったことか。
あらためて、ここに感謝の意を表します。
今後も体験者としていじめ防止の活動を精一杯続けていきます。
これからもぜひ応援宜しくお願い致します。
つっちょ(巻末より)