この絵本の内容紹介あらすじ

”子どもの本は楽しくなくちゃいけない!”
有名な児童図書賞「ニューベリー賞」の名前の由来になったニューベリーさんは、いったい、どんな人だったでしょう――?

子ども向けの本といえば、アルファベットや算数を教える本や、子どもが守るべき決まりの本、キリスト教の本くらいしかなかった18世紀。

「子どもだっておもしろい本を読みたいにちがいない」。
本が大好きだったイギリスのジョン・ニューベリー(John Newbery、1713~1767)は、子どもの興味を考えて工夫をこらし、『小さなかわいいポケットブック』をつくります。

本はおもちゃとセットで発売され、飛ぶように売れました。
ニューベリーは商売上手なアイデアマンでもあったのです。
子どもが読んで楽しい子どもの本を、世界で初めて出版し、大成功したニューベリーの伝記絵本。
*常用漢字使用 *小学4年以上の漢字にふりがな

◆ニューベリー賞とは/
アメリカで出版された児童書で、毎年1月、もっともすぐれた作品に対して与えられる賞です。
1922年にアメリカ図書館協会によって創設され、世界で最も古い児童文学賞として知られています。
18世紀イギリスの出版者ジョン・ニューベリーにちなんで名づけられました。

絵本「子どもの本の世界を変えた ニューベリーの物語」の一コマ
絵本「子どもの本の世界を変えた ニューベリーの物語」の一コマ2
絵本「子どもの本の世界を変えた ニューベリーの物語」の一コマ3