この絵本の内容紹介
「ありがとう」
「ごめんね」
「愛してるよ」
「大好きだよ」
「会いたいよ……」
ぜんぶ届かないと思ってしまうかもしれない。
でも、どうか、もう泣かないで。
かならず届いてる。しっかり届いてるよ。
悲しみは、たやすく癒えるものじゃない。
だけど、ぎゅっと抱きしめることはできる。
「愛してる」って伝え続けることはできる。
愛した分だけ大きな大きな悲しみ、それさえも、あなたがのこしてくれたものだから。
“こんなにあった。
大切な人がのこしてくれたもの──”
かつてあった命はもちろん、今ある命や愛をもっともっと大切にしたいすべての人へ。
~ 326が天使ちゃんたちと共に贈る、みんなのグリーフケアブック ~
*** 構成・目次 ***
この本は、著者がグリーフケアの活動をするきっかけとなった出来事を「STORY(絵本調の物語)」として最初と最後に掲載し、その間(p.20-117)に、みなさんからお寄せいただいた「大切な人(ときには動物)がのこしてくれたもの」をテーマとした34のエピソードをイラストや写真と共に掲載しています。
STORY あなたがつないでくれたもの
EPISODE あなたがのこしてくれたもの
── がんばって生きてくれた25分
── 生きているとき以上に一緒にいてくれている
── ダブルレインボー
── 6年間の想い
── パパはゆっちゃんのヒーローになれたかな
── やさしいうそ
── おじいちゃんの想い
── 親友がくれた笑顔
── 息子と赤ちゃんがわたしにのこしてくれた希望
── ア・フュー・グッドメン
── 兄妹で笑いあったシャボン玉
── 認知症の父と母がくれた思い出
── 六花が教えてくれたこと
── さいごのおこづかい
── 幼馴染の友人がのこしてくれた青いタオル
── 笑顔のチカラ
── わたしの右手にいてくれるおばあちゃん
── ごめんねじゃなくてありがとう
── 会いにきてくれて、愛をくれたこと
── 父がのこしたキーケース
── 自分が写っていない家族写真
── インディがさいごにのこしてくれたもの
── 母になる覚悟をくれた娘
── 弟が教えてくれた夢と生きがい
── よだれが垂れたあと
── 大好きだよ。愛してるよ。ずーっと一緒にいようね。
── 母からの手紙
── あきらめない気持ちと夢とやさしさ
── 間違っている5文字
── 愛すること、命を大切にすること
── 見上げた空の先でつながっている
── 祖父がのこした自分史
── 兄の人柄がのこしてくれた特別な人たち
── 心菜はいつまでも世界一自慢の娘
STORY あなたがつないでくれたもの
EPILOGUE あなたがのこしてくれたもの
── あとがき 124