この絵本の内容紹介
-ぼくがヒーローになれた理由-
あるひ トマトぎらいの ぼくの めのまえに にゃいすマンが あらわれたんだ! それでね おとうとのやつが……
トマトせいじんの たいじに ついてきて とんでもないことを しでかした!
きみだけに おしえてあげる ゆめみたいな ホントのはなし
*** 出版社からのメッセージ ***
オムにゃのおとうとへのめちゃくちゃな愛情(本人は気づいていない)に 、微笑ましくも、うるっと来ます。
じつはいちばんのみどころかも(泪)。
*** 著者からのメッセージ ***
「にゃいすマン」という、やさしくて強そうなヒーローに憧れているお兄ちゃん。
そんな彼は、いつも「おとうと」のことを疎ましく思っています。
だって、おとうとはガキんちょで、ひとりじゃなんにもできないくせに、度胸だけはいっちょ前。
どこまでもお兄ちゃんの行く先についてきて、勝手なことをしちゃうんだもの。
でも、そんなおとうとのことを、なんだかんだ言って助けちゃうお兄ちゃん。放っておけないの。
もう、「本能みたいな兄弟愛」が、そこにはあるのです。お兄ちゃんは気づいていないけれど! 笑
これから先はきっと、おとうとを助けながら憧れのヒーロー以上に強くなっていくのよね。
とっても昔、自分がまだ幼い頃に見聞きしたアニメやマンガや小説、音楽。
それらから得た想像力と感受性を活かして、何十年ものちに「なにか」をつくることは、とても骨の折れる作業でした。
しかし、折れていて痛いはずなのに、なぜだかとても楽しくて、気がつくと、子どもだった頃のわたしと、深いところで手をつないでいました。
大人になるのに精一杯だった自分が今になってさまざまな年代の自分に相談する術を覚えたのです。
たまに揉めることもありますが、なかなか悪くありません。